終わりがちょっと悲しいくらいがちょうどいい

こんばんはナオトリです。

毎日更新を目標にしてはいるものの実質2日に一回くらいのペースになっています。もっと時間配分を計画的にやらねば。

では本題へ。

僕の最近の好きな作品の傾向は悲劇とまでは言わなくても終わりが悲しいものが多いです。

普通のバトルもの、sao、とある、劣等生などの比較的ハッピーエンドの多いバトルものを好んでいたのですが最近は寧ろ鬱作品の方がのめりこみやすい感じがします。

その手のおススメ鬱作品を紹介するのもやってみたいところではありますが、それはまた別の機会にして今日はもう少しマイルドな作品の紹介を。

Hello,Hello and Hello | 書籍情報 | 電撃文庫公式サイト

 

これは一週間おきに世界から存在が消される少女ユキとそんなユキが恋した男の子、瀬川春由の四年間の恋物語です。

まずこの話の構成ですが、2つにわけることができ

・ユキ視点(世界修正前)

・春由視点(世界修正後)

で構成されています。つまりユキとすごしたはずの話に修正後はユキが出てこないというなんとも切ないこの感じ。特に切ないのが一週間のはじめのユキの「初めまして」が読むたびに本当に辛くなる。

1週間フレンズに近い設定ですが(あれも途中辛かった)あの作品と大きく違うのは1人対多数の立場が逆転してる所ですね。自分が一度会っていることを証明できない現実を毎回毎回好きな人に突き付けられる。辛いです。

修正後パートでは何度もそこにユキがいたじゃん!と言いたくなりました。

<以下ラストのネタバレを含みます>

 

 

 

 

そしてなんといってもラストが泣かせに来ましたね。

最終章で初めてユキは告白し交際します。

 四年越しの告白ですね。ユキさんぱない。

このときユキは春由に関わるのはこれで最後にしようと覚悟を決めます。

2人で過ごした時間が多ければ多いほど春由の一人の時間を増やしてしまう、このことにユキは責任を感じます。ほんとにどこまでも救われない。

最後のその瞬間まえで電話越しに話しますが結局忘れられてしまいます。

このシーンが一番引き込まれました。作者の表現力すごい。是非読んで確かめてほしいです。

そして劇場作品とかで映像化してほしい。間違いなく泣く。

 

読み始めた最初のころはてっきり呪いが解けてハッピーエンドを予想していましたが意外なオチに驚かされました。最初から最後まで切ない。そんな作品でした。

最近のラノベの中では一番泣ける作品なのではないでしょうか?

恋愛ものが好きな方でしたら絶対にはまると思います。ラノベを読んだことがない方でもぜひ読んでみてください。

 

それでは今日はこのあたりで

スコット、丸流というキャラクターについて(寄宿学校のジュリエット)

こんばんは、ナオトリです。

今日はタイトルにもある通り寄宿学校のジュリエットのスコットについて話したいと思います。

尚今回は単行本より少し先の話も入るのでネタバレを気にする方はここでブラウザバック推奨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1ヶ月ほど前監督生選抜選挙編が完結し1つの区切りを迎えました。

この漫画の1番のテーマであるロミオとペルシアそれと黒犬と白猫の関係性が大きく変化したシリーズでした。

レオンによって交際がバレてしまった2人は全校生徒に糾弾されます。

特にジュリオのことがバレたことによって特に黒犬側から責められるペルシア。

そしてその中でも恐らくジュリ男のことを1番好いていたであろうロミオのライバルでもある丸流くんは裏切られたショックと怒りで本気でペルシアに殴りかかります。仲間思いの丸流くんじゃなきゃ成り立たない役割だったように感じました。

そしてそれに全力で応えるペルシア。たとえジュリ男の姿だったとしても、丸流くんたち黒犬たちと遊んでいるときは本当に楽しかったことを伝えます。お互いに本音をぶつけたことで丸流くんは2人の味方につきます。そしてそれによって蓮季、シャル、監督生といった2人を見守ってきた人たちも2人に票を入れていきます。

蓮季やシャルのような2人の関係を知っていた人たちではなく黒犬、白猫だからこそ敵対する一般生徒の1人である丸流くんが味方につくことによって2人の味方はどんどん増えていきます。王道な展開ですが丸流くんとペルシアのやりとりは熱かったです。

どんどん味方になっていく生徒たちの中でもスコットは特に印象深かったです。

白猫の中でも特に犬塚や黒犬に対して敵対心を持ちさらにペルシアのことが好きだった彼が泣きじゃくりながらペルシアに票を入れたシーンは本当にかっこよかったです。(できればアニメで見たい)。

このシリーズを通して1番監督生に執念を感じたキャラでした。

雑務になるために女装したりソマリと格闘技で対決したりこれまでの彼はシャルのおもちゃにされたりとどちらかというとギャグ担当というイメージでしたがこのシリーズでは大きく印象が変わりました。

そんな彼のペルシアへの思いが強く伝わってきました。

この後も応援していきたいキャラです。

 

2人の関係を知ってるのが女性キャラ2人だったというのもあって今まではあまりスポットが当てられなかった男性陣でしたがこのシリーズでは非常に大きな役割を果たしていたように感じました。

 

大きく変わったダリア学園、その中で丸流とスコットがどのように関わっていくのか楽しみです。

それでは今日はこの辺で。

 

追加:スコット役の神谷浩史さんMVS受賞おめでとうございます。